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2007年12月21日 (金)

トレールとキャスターその1

 今回から連載記事です。さてオートバイはなぜ、凸凹を転ばずに乗り越えられるのか?・・・と言う事で、キャスターとトレールの関係を私の知っている範囲で解説します。

 まず最初に、イメージして欲しいのですが建設現場等でよく使用される手押し車、ねこ車とか言われていますよね。これを押した事のある方多いと思いますが、この手押し車で地面の凸凹を乗り越えるのはけっこう大変ですよね。段差を乗り越える又はくぼみから出る時などは、押すより引っ張った方が簡単にクリアーできる事を経験的に皆さん知っていると思います。

 オートバイのフロントホイールはこの原理で車体に引っ張られています。その為に路面の凸凹を簡単に乗り越えられます。車体の移動に強い抵抗が掛かっている時など、前方にはギリギリ押して行けても、下がる時はリヤタイヤを直接回さないと動けません。もっとも極端な段差があると前方にも動けませんが・・・

 ではどれが引っ張り量なのか・・・簡単に摸式図を描きました。

Photo
  ①がキャスター角で②がトレール量です。

ステム部でフロント部を持っていますのでその延長線と車輪のセンターとのずれがこの引っ張り量というか長さというか・・・になります。この量をトレール量というわけです。トレール量分引っ張ってもらっているイメージとなります。

0001
 同じ状態でキャスター角を立てると極端にトレール量が少なくなります。

0002
 同じようにキャスター角をふやすとトレール量は増えるわけです。

 減速時に主にフロントフォークが縮むとキャスターが立っている状態となり見かけ上トレール量が減少します。オフロードライダーはこのフロントが縮んでいる時に怖い思いをした事がある人も多いのでは?私もついブレーキかけて前転した事があります。

ある程度のトレール量がないとオートバイは段差に非常に弱い危険な乗り物となるのがわかると思います。

では次回は、『トレールに対してキャスター角は・・・』の予定ですよ。 

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コメント

そこなんですよ
トレールとEDレーサーはキャスター角が1度、トレール量が10mm以上違うんですねぇ。
EDレーサーの方が寝てるんです。
ヌルヌル栗丘がXRで走った時よりも安定して走りやすかったです。

投稿: yoshi | 2007年12月22日 (土) 23時25分

yoshiさん>知ってる範囲で書いてみました。
 オフ車の各数値の設定は難しいでしょうね。なんせ、ホイールトラベルが大きい、そして最大の重量物のライダーが車体上で暴れるときてる・・・
 なんとかこの手の話を走りに生かせないものかと・・・ハイ

投稿: ハーシー | 2007年12月23日 (日) 19時40分

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